
ちょっと煮すぎちゃったけど、トロトロで美味でした。生まれて初めて作ったロールキャベツ。
なぜか今まで作る機会がなく、別に巻かなくても同じ材料をスープで煮れば味は同じだよね、なんて屁理屈こねてたわけですが。
いやー、やっぱり違いますね。(笑)
キャベツで巻いている分、中身がジューシーで美味しいっす。
今回参考にしたのが、栗原はるみさんのお母さんのレシピ。
はるみさんもスゴイけど、実はお母さんの方がお料理のセンスあるのかも。
具はシンプルに、合挽き肉、タマネギみじん切り、パン粉、玉子、塩だけ。
それを下茹でしたキャベツで小さめに巻いて作っていきます。
次に
油をひかないフライパンで表面を軽く焼きつけてから鍋に移し、チキンスープを注いで、落し蓋をして静かに煮ます。(元レシピは清湯スープという市販のものを使用していました)
最後に醤油か塩少々で味を整えて、水溶き片栗粉でトロミをつければできあがり。
お箸で食べやすいように切り分けてサーブします。
美味しさのポイントは、表面を少しだけ焼きつけるところだと思います。
キャベツを焼くと甘みがでるんですよね。
その一手間を思いつくところが、お母さんのスゴイところかも。
ところで。
お料理しているときって、そのメニューにまつわる話とか思い出したりしませんか?(しないか笑)
今回キャベツを巻き巻きしながら思い出したのが、村上春樹が大昔に書いたエッセイの一部。
彼がジャズ喫茶を経営していた頃、メニューにあったロールキャベツのために、毎日毎日タマネギをみじん切りにしていたそうなんですよ。
当時はフードプロセッサなんて便利な物は無いから、きっと面倒くさい作業だったんでしょうねぇ。
作家になった今でもロールキャベツは見たくも食べたくもない……とかいう話だったと思います。
なんでこの話が浮かんだのかは謎ですが(笑)、今後ロールキャベツを作るたびに思い出すのは間違いなさそうです。
ちなみにコロッケを作るときは「うさぎ亭の話」です。
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